本日、家庭学習部最後の事業「親子ものづくり教室」が実施されました。
「親子ものづくり教室」は、平成23年に千秋町連区に地域づくり協議会が発足した際、「地域の絆づくり」の新たな事業として始まり、今年で9年目となります。
千秋連区には、高等学校が3つもあります。3校とも特色ある高校ですが、その中でも、一宮工業高校は、たくさんの技術者の卵を育て、トヨタ自動車に代表される、「ものづくりの県」愛知県を支えています。
しかし、こういった素晴らしさは、地域の皆様にあまり知られていないのです。時々、新聞に生徒さんが成績優勝で表彰された記事が載って、「あそうなんだ」と思うぐらいです。
そこで、いつもは学んでいる生徒が、先生となって知識や技術を大いに発揮して、次代を担う小学生に「ものづくり」のこころを教えたら、工業高校の担っている役割の重要さが地域に認識され、子どもたちが「ものづくり」の基礎を学ぶことができ、さらに、高校の生徒たちも「教える」ということの研鑽になる。当時の校長先生と公民館長との間で、このような思いを共有し、始まったのです。
今年のメニューは、木工技術を学ぶ「小椅子づくり」とガラスコップに模様を刻む「サンドブラスト」の2つ。対象は小学校5・6年生で、「小椅子づくり」が親子10組、「サンドブラスト」が親子5組。「小椅子づくり」では、組み立てを始める前に、金づちを使った釘の打ち込み、電動ドライバーを使った木ねじ締めの練習から。両教室とも、13時半から1時間半、抽選で選ばれた親子計15組は真剣に取り組みました。(文責:公民館長)