2024年中の犯罪と交通事故情勢
<市内の犯罪情勢>
- 2024年中の一宮市内における刑法犯認知件数は2,232件、前年対比で208件(10.3%)の増加となっています。
愛知県全体でも増加していますが、県平均より増加率が高くなっています。 - 市内で猛威を振るった犯罪は、住宅対象入侵盗と特殊詐欺です。いずれも県内の警察署単位でワーストの被害件数となっています。
- 住宅対象侵入盗の被害は、92件(前年比+23件)でした。無施錠箇所からも多く侵入されており、鍵掛けはもちろん、スマホ連動型防犯カメラやセンサーライトの活用が有効な対策です。
- 特殊詐欺被害は、86件(前年比+26件)でした。特徴として、オレオレ詐欺(37件)、還付金詐欺(22件)が一昨年と比べ激増しました。
オレオレ詐欺では、息子など親族のほか、遠方の警察官を装う犯人による被害も発生しています。
還付金詐欺では、多くが市の職員を装う犯人にATMへ誘導されて振り込んでしまう被害です。 - 特殊詐欺被被害の防止には、「犯人と話さないこと」が最も有効です。常時留守番電話設定や市が補助を行っている対策機器の活用が有効です。
また、還付金詐欺対策として「市の職員が還付金手続きでATMへ誘導することは絶対にない」ということを忘れないでください。
<市内の交通事故情勢>
- 2024年中、一宮市内では交通事故により5名の方が亡くなられました。愛知県内では、141名の方が亡くなられています。(全国ワースト2位)
- 人身事故は1,598件(前年比+184件)の発生、1,898名(前年比+228名)がケガをしました。人身事故の件数、人数については、県内の警察署単位でワーストの数値となっています。
- 人身事故は、70%以上が交差点とその付近での発生です。運転する場合も、歩行する場合も特に注意をお願いします。
- 人身事故でケガをされた方のうち、471名が自転車利用時で、県内の警察署単位でワーストの人数です。2023年4月から自転車利用時におけるヘルメットの着用が努力義務となっています。
- 市では自転車用ヘルメットの購入補助も行っています。自転車利用時には必ずヘルメットを着用してください。なお、自転車利用中の事故で昨年県内では23名の方が亡くなっていますが、そのうちヘルメットを着用していた方は1名のみで、未着用23名のうち14名の方が頭部への致命傷でお亡くなりになっています。
- 昨年の11月から自転車の「ながらスマホ」、「酒気帯び運転」が罰則強化されています。法律違反であることはもちろん、事故の大きな要因にもなるため、絶対に行わないよう注意しましょう。