平成31年2月6日(水)尾張一宮駅前ビル(i・ビル)において開催された一宮市高齢者虐待防止講演会に民生児童委員3名が出席しました。
一宮市の高齢者虐待通報件数は28年度と比べ1.3倍の増加で、虐待を受けている人は女性が8割です。息子・配偶者からの虐待が7割となっています。
事例発表のテーマは「成年後見制度を活用した高齢者虐待事例~本人と成年後見人と当時を振り返って~」でした。当事者と関わられた弁護士・地域包括支援センターの方・高年福祉課の方で、事例とそれぞれの関わり方についての話がありました。命を守ることを前提に、連携を取り解決策を考えられ、当事者が納得安心できるように対応し、当事者から感謝されていました。
講演会のテーマは「高齢者虐待と成年後見制度について」で、講師は一宮市成年後見人の山下陽子弁護士でした。虐待事案で後見人が必要なのは、住む場所の確保・介護サービスの導入・財産の確保をするためです。制度の利用には、申し立てが必要で一般的には「子」による申し立てが多い。しかし虐待事案では市町村の申し立てが増えているとのことです。